“侍ジャパン”こんなワクワクしないメンバーで大丈夫?WBC心配
「東日本大震災復興支援ベースボールマッチ」と銘打った、侍ジャパンvs台湾代表戦(3月10日、午後6時25分開始=東京ドーム)の記者発表が26日、都内ホテルで行われた。ダルビッシュ有投手(25)ら大リーガーは不在でも、投手陣はそれなりの顔ぶれがそろっている。
でも、打線に目を転ずると…。春からは日本代表を常設するのだが、こんなにワクワクしないメンバーばかりでは、集客も来年の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も大丈夫か!?
“前座”には社会人選抜vs大学選抜(正午開始)、2階内野自由席には被災者1万2000人を招待。地上波でもTBS系が中継する予定なのだが、果たしてスタンドは満員になり視聴率を稼げるのか。今から心配になってしまう。
人気選手がメジャーに流出し、“出がらし”感漂う今年のプロ野球。この試合で注目度を占うこともできそうだが、打線のラインアップが寂しい。昨年、ロッテのチーム本塁打数を超える48本塁打をひとりで打ってしまった西武・中村剛也内野手(28)こそ4番にふさわしいが、予想されるスタメンには一般ファンの認知度が高いといえない選手もいる。
野手16人中、左打者がわずか4人というのも、いかにもバランスが悪い。日本の野手って、これしかいなかったっけ?
もちろん今回は12球団公平に、故障持ちも避けて人選したのだが、確か今年から日本プロ野球組織(NPB)では「侍ジャパンを常設する」と決めたはず。さて、これ以上の選手はいるのだろうか。
国内の選手で、前回のWBCメンバーから欠けているとすれば巨人・阿部慎之助捕手(32)あたりか。メジャーを見ても、WBCの時点では39歳になるマリナーズ・イチロー外野手(38)に中心的役割を期待するのは危険。松井秀喜(37)、福留孝介(34)両外野手もよほどのことがなければ、ジャパンのユニホームに袖を通すことは難しそう。となれば、ブルワーズ入りした青木宣親外野手(30)くらいのものか。
ある球団幹部は「WBCでの日本代表は、ノーガードの打ち合いでは勝てない。走り勝つしかない。前回もヒットで出塁した走者をバントで送り、イチローの適時打で勝った。高校野球のような戦法を取るしかない。米国はもちろん、メジャー流の野球文化を持つ韓国にもできないやり方だ」と指摘する。
昨季両リーグを通じ、断トツの60盗塁をマークしたソフトバンク・本多雄一内野手(27)なら、その戦術に適合する。さらに「一昨年まで4年連続盗塁王の片岡(易之・西武)もスタメンにぜひ欲しい。三塁には松田(宣浩・ソフトバンク)がオススメ」と名前を挙げた。
確かに、松田は今回のメンバーから漏れたが昨季パ2位の25本塁打の長打力に加え、打率・282、83打点で27盗塁。全試合出場も果たしている。一皮むければ“走るジャパン”の中軸としてうってつけなのだ。
それでも“プロの目”でみれば、台湾戦のメンバーも捨てたものではないようだ。
大リーグ・メッツの大慈彌功極東担当スカウト(55)は「今年中に改めて海外フリーエージェント(FA)権を取得するであろう中島(裕之・西武)、栗原(健太・広島)がいる。FA権取得に時間を要しますが、長野(久義・巨人)、糸井(嘉男・日本ハム)、の身体能力は目を見張るものがある」と語る。
社会人で3年を費やした長野、プロ入りから2年間は投手だった糸井だが、素材はメジャー級。十分にWBCでも活躍できるかもしれない。
それでも台湾戦は復興支援が目的であり、常設される日本代表のステップとして集客力が試される。そのためか、秋山幸二監督(ソフトバンク)は「国際試合は貴重な経験になるので、若手にも経験させたい」として、実力的にはまだ足りない日本ハム・中田、斎藤を招集した。
1年後のWBCのメンバーを想像しながら出場選手の奮闘ぶりをチェックするのが、台湾戦の楽しい観戦方法かもしれない。
■日本代表予想スタメン
(捕)細川亨
(一)栗原健太
(二)本多雄一
(三)中村剛也
(遊)中島裕之
(右)長野久義
(中)糸井嘉男
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でも、打線に目を転ずると…。春からは日本代表を常設するのだが、こんなにワクワクしないメンバーばかりでは、集客も来年の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も大丈夫か!?
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人気選手がメジャーに流出し、“出がらし”感漂う今年のプロ野球。この試合で注目度を占うこともできそうだが、打線のラインアップが寂しい。昨年、ロッテのチーム本塁打数を超える48本塁打をひとりで打ってしまった西武・中村剛也内野手(28)こそ4番にふさわしいが、予想されるスタメンには一般ファンの認知度が高いといえない選手もいる。
野手16人中、左打者がわずか4人というのも、いかにもバランスが悪い。日本の野手って、これしかいなかったっけ?
もちろん今回は12球団公平に、故障持ちも避けて人選したのだが、確か今年から日本プロ野球組織(NPB)では「侍ジャパンを常設する」と決めたはず。さて、これ以上の選手はいるのだろうか。
国内の選手で、前回のWBCメンバーから欠けているとすれば巨人・阿部慎之助捕手(32)あたりか。メジャーを見ても、WBCの時点では39歳になるマリナーズ・イチロー外野手(38)に中心的役割を期待するのは危険。松井秀喜(37)、福留孝介(34)両外野手もよほどのことがなければ、ジャパンのユニホームに袖を通すことは難しそう。となれば、ブルワーズ入りした青木宣親外野手(30)くらいのものか。
ある球団幹部は「WBCでの日本代表は、ノーガードの打ち合いでは勝てない。走り勝つしかない。前回もヒットで出塁した走者をバントで送り、イチローの適時打で勝った。高校野球のような戦法を取るしかない。米国はもちろん、メジャー流の野球文化を持つ韓国にもできないやり方だ」と指摘する。
昨季両リーグを通じ、断トツの60盗塁をマークしたソフトバンク・本多雄一内野手(27)なら、その戦術に適合する。さらに「一昨年まで4年連続盗塁王の片岡(易之・西武)もスタメンにぜひ欲しい。三塁には松田(宣浩・ソフトバンク)がオススメ」と名前を挙げた。
確かに、松田は今回のメンバーから漏れたが昨季パ2位の25本塁打の長打力に加え、打率・282、83打点で27盗塁。全試合出場も果たしている。一皮むければ“走るジャパン”の中軸としてうってつけなのだ。
それでも“プロの目”でみれば、台湾戦のメンバーも捨てたものではないようだ。
大リーグ・メッツの大慈彌功極東担当スカウト(55)は「今年中に改めて海外フリーエージェント(FA)権を取得するであろう中島(裕之・西武)、栗原(健太・広島)がいる。FA権取得に時間を要しますが、長野(久義・巨人)、糸井(嘉男・日本ハム)、の身体能力は目を見張るものがある」と語る。
社会人で3年を費やした長野、プロ入りから2年間は投手だった糸井だが、素材はメジャー級。十分にWBCでも活躍できるかもしれない。
それでも台湾戦は復興支援が目的であり、常設される日本代表のステップとして集客力が試される。そのためか、秋山幸二監督(ソフトバンク)は「国際試合は貴重な経験になるので、若手にも経験させたい」として、実力的にはまだ足りない日本ハム・中田、斎藤を招集した。
1年後のWBCのメンバーを想像しながら出場選手の奮闘ぶりをチェックするのが、台湾戦の楽しい観戦方法かもしれない。
■日本代表予想スタメン
(捕)細川亨
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